神楽坂の家
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紀州の材木屋さんの山長商店さんにお伺いしてきました。山長商店は紀伊半島南部に7000ヘクタールの自社所有林を持っており、江戸時代から育林事業を進めてきた企業です。林業という業種が立ち行かない昨今の状況下でも、代々受け継がれた山林を後世に残すために、きちんと育林を守っています。紀州材特有の目の詰まって、強度のある材料をブランド化し、優良な材料を優良な使い方がされるように努力されてきました。木材の乾燥技術を高め、強度、含水率の表示を木材一本一本に行うなど、他の産地が行ってこなかったことを一早く行ってきた会社です。以前からその現場を見せて頂きたいと願っており、今回オルタサークルのメンバーで現場を見せていただくことになりました。
山長商店は和歌山県田辺市にあります。南紀白浜空港までは羽田から飛行機で1時間です。
雲ひとつ無い快晴の天気に恵まれました。
まず山林に向かいます。狭い山道ですが、当然ながら材木を積んだ大型トラックが走ります。
ゲートを開けて私設林道に入ります。
山林を統括されている松本さんから林業全般についてご説明頂きました。とても熱く林業を語っていただきました。山を愛する気持ちが伝わってきます。

この秋の台風で倒れてしまった115年生の杉です。

上部の土場から山についてご説明いただきました。100m四方に生えている木材を売っても杉材で50万円程度、桧でも140万円程度の利益だそうで、伐採した土地に植林をすると120万円かかるそうで、林業としてははっきり言って儲けがないそうです。

谷向こうの木が薄い部分が最近伐採、植林した部分だそうです。2ヘクタールで150m四方の大きさだそうです。
シボリと呼ばれる床柱に使われるものです。これは突然変異によるものだそうで、その苗木を大切に育成しているそうです。最近は和室も少なくこのような床柱の需要はめっきり少なくなってしまったそうです。

杉と桧の違いを説明頂きました。
左が桧、右が杉の葉です。
桧の葉です。モコモコしてます。
杉の葉です。 ツンツンしてます。
有名な吉野の杉や九州の杉などとの違いについて話を伺いました。紀州の杉は1年生から10年生までの「下刈」、15年生から50年生の「除伐」、60年生以上の「間伐」を経て、材木としての商品となる「主伐」を行っており、主伐のあとには「地拵え(じごしらえ)」と呼ばれる土壌つくりを行い、「植付」と呼ばれる造林を行うサイクルで行われているそうです。製品となる材料は60年以上のものとのことで、先々代の代に植林した木が今使われていることになります。
4寸角(120cm角)の柱を取ることができる年数は60年生以上になります。同じところに生えている木でも、その環境によって育つスピードが違い、同じ年数でも太さが違ってきます。この育つ環境をコントロールし、同じところに生えている木は同じ太さで育て、管理された林を作っているそうです。管理されているから年輪の一年一年の成長スピードが変わってきます。この年輪巾を1mm~2mmにコントロールしているそうです。
皆、熱心に聞き入っています。
伐採した原木を搬出するためのワイヤーロープの張り方についてご説明頂きました。
昼食は土場にてお弁当です。寒かったです。
昼食後は土場から歩いて林の中を下りていきました。
途中途中で松本さんからいろいろな説明を受けました。これは「セミ」と呼ばれる枝打ちの跡だそうです。枝打ちされた跡を樹皮が被さっていくのですが、カサブタのように表皮に残っていますが、何十年も前に枝打ちされているので、表面には節はでないとのこと。
造材の基準についてお伺いしました。年輪って足元だけが本当の年輪があって上部に行くほど年輪は少なくなるんですね。知りませんでした。同じ年輪数でも、上部の材料なのか下部の材料なのかによって、強さが違うとのこと。とっても勉強になります。
自然に放置された原木です。白太部分が腐っていますが、内部の赤身部分はしっかりしています。白太部分は栄養分が多く、微生物に弱いのです。よく分かります。
林の中の残存本数について説明を受けました。吉野の杉は100m四方に1万本、紀州の杉は5千本を植えるそうです。これが60年経つと、どちらも1000本になっているそうです。ここで説明するのは大変なので詳しくは聞いてください。ちゃんと勉強してきたので答えられると思います。
きちんと管理された林の例です。同じ太さの木が揃っています。10m四方に理想的な10本が生えています。
同じ60年生の林のなかでも、中には生育が良くて太く育ってしまった木もあります。本来なら間伐されないといけないものだそうです。
台風で倒れてしまった115年生の杉材の切り口を見せてもらいました。
メチャメチャ目が詰まっています。写真で見て取れますでしょうか?
同じ115年生でも周りの環境が良くて育ってしまったものです。これも台風で傾いてしまいました。
場所を移動し、伐採搬出の現場を拝見いたしました。現在はワイヤーロープの架け替え行っているところですが、我々のために倒伐の様子を見せていただけるそうです。
伐倒のムービーです。三角の部分を押してください。
次にプロセッサーと呼ばれる機械での造材作業を拝見しました。上記のように枝葉を取り除き、適当な長さに切りそろえる作業です。
造材作業のムービーです。あっと言う間に作業が行われます。凄いです。なんて便利な機械なんでしょう。
プロセッサーの詳しい機能をご説明頂きました。
次に貯木場に伺いました。
原木の小口には数字が書き込まれています。これは木材の直径を示しているそうです。
赤身部分が黒い材料もあります。これは理由は分からないけど、土壌成分のせいではないかということでした。
当然傾斜地に生えているので、足元部分は太さが変わってきます。「同じ木の年輪の巾の違いで方位が分かる」というのはウソだそうです。倒れないように谷側が太くなるのが正解だそうです。
表皮は使い道はなく、腐らせて捨てるそうです。山に戻すべきものですが、法律上それが出来ず困っているそうです。
次に山長商店さんの本社工場にうかがいました。
真鍋さんにご説明を受けました。
乾燥前の杉の柱材です。
乾燥前の桧の柱材です。
自動皮むき機による皮むき作業のムービーです。
皮むきされた状態です。
乾燥前の梁材となる平角と呼ばれる材料です。
最新の乾燥釜です。
乾燥後の平角材です。小口が黒く変色していますが、切ると黒くはないです。
マイクロ波による含水率測定器と打撃式縦振動法動的ヤング係数測定器です。この測定器により非破壊で含水率とヤング係数が測定できます。超画期的です。
この様に測定結果が表示されます。
測定結果は一本一本印字されています。
平角材は節の有無などを小口に表示し在庫管理されるそうです。
ブランドの表れとして、柱にはブランド名と施工会社の銘が印字されます。
柱材は自動化されたグレーディングマシーンによって次々に格付けされていきます。
グレーディングマシーンの前に、目視にて選別されています。かなりの頻度で製品から弾かれており、その品質の高さに驚かされました。弾かれた材木は別ブランドで販売されるそうです。
5軸の最新プレカットロボットです。これまでプレカットでは出来なかった昇り梁の加工も可能です。
どうしてもプレカットで出来ない部分は大工さんが加工をしています。いわゆる手加工です。
プレカットのCADオペレーション室にお伺いしました。構造図と設計図の食い違いや、設計者と工務店主の意見の違いなどがあると苦労するそうです。気をつけます。m(__)m
最期に会議室で資料をもとに詳しくご説明を頂きました。
紀州材の実力が示された資料です。
丸一日かけてとても丁寧にご説明頂きました。妥協を許さず、地球環境を考え、真剣に木材を作られていることがわかりました。良い材料に負けないように良い使い方をしていかなければならないと感じました。是非お客様にも体験して頂きたい一日でした。本当にありがとうございました。
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本日はオルタサークルの勉強会がありました。太陽光発電について、実際に取り付けを行っている業者さんからいろいろと実務的な話をお伺いしました。無知な業者が安易に既存屋根に設置している事例などもお伺いすることが出来、大変勉強になりました。太陽光発電は確かにメリットは大きいですが、既存屋根に載せる場合には、クリアしておかないといけない事項がたくさんあることを改めて知ることができました。住宅にとって、太陽光発電は確かにメリットの大きな設備です。しかし屋根の上に異物を載せることに代わりは無く、荷重条件、防水性、耐久性などきちんと検討しなければなりません。メディアの情報だけに流され一時的な満足のために太陽光発電を導入し、それが原因で雨漏りし、家自体の耐久性を落としたり、耐震性能を低下させることがあってはなりません。メリットだけでなく、デメリットもしっかりと把握し、確実なものをお客様に提供していきたいと思います。
勉強会の後は、オルタサークルの忘年会です。長い夜でした。
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本日は年に一度の恒例「オルタ館フェスタ」です。オルタ館は、生活クラブ生協が新横浜に開いた文化施設で、生活クラブ生協関係の諸団体が入居しています。あすなろ建築工房もメンバーとなっているオルタスクエアのオルタサークルも「健康で安心な住まい・展」を開催しており、私も新築住宅相談員として一日参加いたしました。新築・リフォーム・メンテナンスなど住宅に関わることを体験しながら、消費者の皆さんに知っていただく企画です。
とてもたくさんの方が来場されました。皆さんとても真剣で、新築相談もひっきりなしでした。おかげさまで、多くのお客様のご相談を受けることができ、今後の住宅見学会などを通じて引き続き御相談に乗って行きたいと思います。
DIYコーナーで珪藻土塗りの体験をやってました。ここの人気も高く、お客様が途絶えません。
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本日は全国中小建築工事業団体連合会(全建連)の機関である工務店サポートセンターの増改築委員会に参加して来ました。その席で、全建連の青木会長から、今後の国の施策などの説明があり、住宅工事へのエコポイントの採用の話があることなど伺いました。薄型テレビやエアコンなどに政府主導のエコポイントが付加されていますが、住宅の新築やリフォームなどの際にも。これらと同じエコポイントが適用されることになる可能性があるとのことです。このような最先端の情報が手に入るのも、このような委員会に参加させていただいているおかげです。全建連ほかSAREX、優良工務店の会などのつながりは、故沖社長が生前の時に私を連れ回していただいたおかげです。故沖社長が残してくれた基盤を大切にしながら、今後も日々精進して参ります。
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本日はCASBEE戸建評価員の試験がありました。先月受講した「CASBEE戸建評価員養成講習」の受講者が対象の資格取得のための試験です。テキストの持込は可ですが、2時間の試験時間の間に40問の設問に答えなくてはならず、評価マニュアルをある程度頭に入れておかないと合格しない試験です。
講習を受けてから、引渡し、事務所開設、新規着工、オープニングパーティーなどでまったく勉強をしておらず、昨晩深夜から慌てて一夜漬けでの試験となりました。昨日もヘトヘトだったので、実質3時間だけの事前勉強でほとんどぶっつけ本番の受験となってしまいました。
なんとか時間内に全問解答することはできましたが、果たして結果は如何に?合否は12月末に発表だそうです。
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本日は管理建築士講習会です。これまで「関尾英隆建築設計工房」で設計事務所登録していたので、「あすなろ建築工房」に名称変更しようとしたら、法人としての登録となるので、新規登録となることのこと。昨年建築士法の改正前に既に事務所登録してあったので管理建築士講習は免除だったのですが、法人での登録をするには管理建築士講習を受講していないとNGとのこと。慌てて講習を申し込んだ次第です。
朝から夕方までみっちり建築士法と建築基準法改正についての講習です。講習の後には考査があるのですが、これが結構引っ掛け問題があって、ちゃんと講習を聞いていないと答えられない内容です。結果は1ヵ月後だそうですが、たぶん大丈夫でしょう。(^_^;)
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本日は東京ビッグサイトで開催中のジャパンホームショーに行ってきました。全建連の工務店サポートセンター増改築委員会で耐震・省エネ改修モデルを展示しているので、その説明員としての参加です。先日、長期優良住宅の既存住宅改修のモデル事業が採択されたとのことで、これから既存住宅の増改築の需要は飛躍的に増えてくると予想されます。今回の展示はまだその説明資料が揃わないので説明不足的なところも多いのですが、まず立体で示すことができたということで、「まずはよし」ということです。
説明員と言いながらも、会場をウロウロして新製品の情報をいろいろゲットしてきました。またセミナーも多々催されていたので、いくつかセミナーも聞いてきました。有意義な一日でした。
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本日はSAREX主催の住宅見学会があり、参加してきました。本日見学したお宅はなんと大手ハウスメーカーの建てた住宅です。普段拝見する機会のないものなので、大変興味深く拝見させて頂きました。お施主様も十分に検討吟味して建てたマイホームなので大変満足されてお住まいとのこと。
家造りに大切なことをいろいろと勉強させて頂きました。自分自身が設計者であり、工務店である身なので、ハウスメーカーの建てる家に嫌悪感を持っているのは事実です。しかしそれを求めて、満足されているお客様もたくさんいらっしゃるという現実。本日考えさせられたことはたくさんありました。お施主さまは「もし今度家を建てるとしたら同じところに頼む」そうです。しかしその理由は「担当営業マンが熱心で私に尽くしてくれたから」とのこと。その営業マンが他のハウスメーカーに転職したら、その変わった先のハウスメーカーに頼むそうです。つまり大事なことはやはり「人」なんですね。
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